♪239 ぼくはポーキー♪


ポーキー
◆おわりの はじまり。
◆すべての おわり。

ポーキー
◆なかよく しようよ。
◆ぼくが ポーキーです。
◆ほんとうは こんなに すなおな ただの ちいさな しょうねんです。
◆もっと ぼくを かわいがってください。
◆ぼくみたいに すなおに ぼくに はなしかけてください。
はい
◆ありがとう・・・。
◆でも
 ほんとうは
 あなたたちが じゃま。
 (爆発) (戦闘)
いいえ
◆いじわるなんですね。
◆ぼくも いじわるを しますよ。
 (爆発) (戦闘)





♪240 ポーキーのポーキー♪
    
ポーキー01たちに おそわれた!
ポーキー01は メカなかなおりを ていあんした!
ポーキー01の メカこうげきだ!
ポーキー01は メカたいあたりを してきた!
ポーキー01は メカあいそわらいを してきた!
ポーキー01は メカうそなきを した!
ポーキー01は メカしんだふりを した!
ポーキー01は メカばくはつをおこした!
ポーキー01は はかいされた!
ポーキー05は はかいされた!

ポーキー06が たたかいにさんかした!
ポーキー06は おうえんをよんだ!
よべばくるやつが きた!
ポーキー07は はかいされた!

ぞくぞくと メカポーキーたちが たたかいにさんかした!

♪241 乱入ロックンロール♪
とつぜん おとこたちが へやに なだれこんできた!
DCMCのメンバーたちだった!
バッチーが まえにとびだした!
◆トンダゴッサ!
◆ドラマの クライマックスには オレたちみたいな ちょっと
 だらしないやつが がんばるものなんだぜ!
バッチーの こうげき!
シミー・ズミズが まえにとびだした!
◆ポーキーさまとやらが おれたちを りようして まちのひとを
 せんのうしようと してたらしいけど・・・
◆やつの ふざけたシナリオを むちゃくちゃに してやろう!
シミー・ズミズの こうげき!
ポーキー08は はかいされた!
マジックが まえにとびだした!
◆んだ!
◆ポーキーとやらの おもいどおりには さぜねぇ!!
マジックの こうげき!
ポーキー09は はかいされた!
OJが まえにとびだした!
◆いままで わるさしたぶん たっぷり オシオキしてやるぜ!
OJの こうげき!
ポーキー10は はかいされた!


フリント
◆ボニー おいで。
 リュカ いよいよ いよいよだな・・・。
ウエス
◆てきを おいつめたのか ワシらが ひきずりこまれたのか。
◆どっちでも いいんじゃないか。
◆な ダスターよ。
(続々と人がやってくる)

ポーキー
◆ゴホンゴホンゴホ。
◆もうすこし まえにでて よくかおを みせてくれ・・・。
◆おお そんなかおを していたのか。
◆ここまで きみたちを よんだのは ぼくだ。
◆みらいと かこを じゆうに いききしてきた たびびと。
◆だれよりも おりこうで
 だれよりも チャーミングで
 だれよりも いたずらっこな
◆ポーキー・ミンチさま でーす。

ポーキー
◆この ちきゅさいごの じんるいを きどっている
 へろへろ いきのこりの しょくん!
◆あらためて ようこそ。
 おしり ぺんぺーん!
 あはははははは。

ポーキー
◆ゴホンゴホン・・・ゼイゼイ。
◆これまでの にんげんたちが やらかしてきた しっぱいを
 にどと しないようにって
◆じぶんたちの きおくを けしてまで あたらしい せかいを
 つくろうとした だ なんて・・・
◆ばーーーっか じゃないの?!
 どんなに ルールかいていをしても どんなに やせがまんしても
◆にんげんという いきものは なんどでも おなじように
 わるいことや ばかなことをして じぶんたちの くびを しめあうのさ。
◆そして・・・はめつする。
◆ぼくのように すぐれた えいゆうの
 アイディアにみちた わがままに だまってついてくれば
 しあわせになれるのに・・・。
◆ゼイゼイ ゼイ ハー ハー。
◆どうして そんなふうに ちっぽけなあたまと
 なさけない からだと
 よわよわしい こころで
 じたばたと あがきながら いきようとするのかなぁ?

◆ま。
 まぁ もう きみたちの さるしばいも まくを おろすときが きた。
◆ぼくが ちからのなかの ちからを わがものにするときが きたからね。
◆これまでも すべてを おもいのままにしてきた ぼくが
 さいごにして さいだいのちからを てにいれるわけだよ。
◆へへへ へへっへ。
 あは あははは あはははははははは。
◆ゴホンゴホンゴホン ゴホッゴホッ。 ハー ハー ハー ハー。
◆ふぅ・・・ ここまでは あそびのためとはいえ
 ずいぶん きみたちに いろいろ ゆずってきたものだ。
◆ぼくは ほら たいくつで たいくつで スリルのある ゲームをしたくて
 たまらなかったからね。
◆でも もう こうしてであったら ハンデは なしだ。
◆ぼくの どれい・・・
 ぼくの いのちなきむすこが さいごのハリを ぬいてくれる。
◆そのじてんで ドラゴンは めざめ ぼくの おもいのままになるだろう。
◆おそらく きみたち おばかさんたちは その しゅんかんから
 ゴミか ホコリのようなものになって やがて きえてしまうことだろうよ。
◆あははは。
 ちょっと さみしいけどね。
◆そんなことでもないと ぼくは じぶんの たいくつに
 おしつぶされそうなんだよ。

◆ゼイ ゼイ ゼイ。
 ハー ハー ハー ハー。
◆りかいしてくれるね?
 かみのような そんざいになった ポーキーさまの かなしみを。
◆あははは。あは あはははは。
◆ゴホッ ゴホッ ゴホッゴホッ ゴホッ。
(警報が鳴る)

◆おお なんと きみたちごのみの しばいじみたタイミングなんだろう?
◆いま 7ほんめの ハリが このばしょの ちかで
 はっけんされたってさ。
アンドーナッツはかせ
◆わたしは もう おまえには きょうりょくしないぞ!
ポーキー
◆わは
◆わは
◆わはははははは。
◆リュカくんも ぬきたいんだろうねぇ。
 いってみればいいじゃないか。
 ぼくは いまでもフェアに おしえてあげているんだ。
◆やっぱり そのほうが ゲームが おもしろくなるからね。
◆でも ひとあしおさきに ぼくは いかせてもらうよ。
 ちかみちからね。
 あははははっはははは。
◆ゴホッ ゴホッ ゴホッ。 ゼイ ゼイ。
◆ハー ハー。
◆おいかけられるものなら いつでも おいで!
 エレベーターは つかいほうだいだ。
◆あっかんべろべろ へっぺけぺー!
◆ハァー ハァー。

(エレベーターが作動!)


◇とびらが しまっている。 エレベーターも こわれている。

フリント
◆リュカ。
◆リュカ。 どうしても きになることがあるんだ。
◆おれだけを すこし さきに いかせてくれないか。
はい
◆ありがとう。 りゆうは きかないでくれ。
◆もどってくるのが おそいとかんじたら
 そのまま すすんでくれていい。
いいえ
◆りゆうは きかないで はいと へんじしてくれ。
(ループ)

クマトラ
◆いくのか?


◇みおぼえのある ドアノブだ。
◇うっかり おとしてしまった。

 
◇リュカは ハコを あけた。
◇ハコのなかみは なんと おんせんだった!
◇おんせんで ゆっくりしたので リュカたちは
 いきかえったようになった。


(フリントの帽子がとんでいく)

フリント
◆あの あのかめんのおとこは ・・・クラウスだった。
◆リュカ・・・ おまえの にいさんの 
 クラウスだったよ。
◆なぜ ポーキーとやらに したがっているのかは わからんが
 おれは ちちおやとして とうとう
 まいごにさせていた じぶんの
 かわいい むすこを みつけたよ。
◆リュカ。 よろこんでくれるな。
 とうとう にいさんを みつけたぞ。

◆さいごの ハリは・・・ リュカ・・・
◆おまえが ぬくんだぞ。
◆すぐに おいかける・・・。
◆おれに かまわず すぐにでも ハリのばしょに
 いそいでくれ!

◆さいごの ハリは・・・ リュカ・・・
◆おまえが ぬくんだぞ。
◆すぐに おいかける・・・。
◆おれに かまわず すぐにでも ハリのばしょに
 いそいでくれ!

◆おれの ケガは だいじょうぶだ。
 いや クラウスが やったんじゃない。
◆クラウスのなかに しくまれた ポーキーと たたかったのだ。

◆さいごの ハリは・・・ リュカ・・・
◆おまえが ぬくんだぞ。
◆すぐに おいかける・・・。
◆おれに かまわず すぐにでも ハリのばしょに
 いそいでくれ!

(しつこく話しかける)
フリント
◆しつこいな。
 おれの あたまのことだろう?
 そうだよ。
◆「スキンヘッド」だったんだ。

◆「スキンヘッド」 というのは ちょっと
 かっこつけた いいかただって?!
◆いつから おまえは そんな いやみなにんげんに
 なったんだ?
◆こんな かいわをしているのは いいことじゃない・・・。
◆いいかげんにしろ!


ポーキー
◆スト スト スト スト ストッピだよ~~ん。


ポーキー
◆ゴホンゴホンゴホンゴホン。
◆もう ほんとうに あそんでるばあいじゃないんだ。
◆ここから さきには いかせたくないな。
◆ハリのことなら しんぱいするな。
 ぼくの かわいい ばけものが いま ハリのばしょに むかっている。
◆ゼイ ゼイ ハー ハー。
◆・・・え?
 クラウスって なまえだったのか?
 あのばけものは
◆クラウスなんて なまえが
 ついていたのかい?!
◆まるで にんげんみたいな なまえだな。
◆でも いまは ぼくのロボット。
 いのちの かけらも ありゃしない。
◆なんでも いうことをきく ポーキーさまの どれいロボットだ!
◆ぼくの いしだけで うごく。
 ぼくの ぶんしん。
◆おまえたちのことなんか しらないってさ!
◆ゴホンゴホン。
(戦闘)


♪242 ポーキーさまのテーマ♪

ポーキーに ゆくてを ふさがれた!
ポーキーは ・・・なにをしたのか?!
ポーキーが なにやら はきだした!
ポーキーが なにかした!
リュカは ともだちのヨーヨーをひろうした!
ポーキーは リュカに はくしゅをおくった!
ポーキーは サイコカウンターそうちを つかった!
◆おしえてやろう
◆いくらこうげきされても ぼくは しなないんだよ。
◆たおれることまでは あっても ぼくは しなない。
◆しらなかったろう?

◆ぼくは なんどもなんども じかんと くうかんを ひっこししてきたから
 ふつうのにんげんのように ふつうに としをとることができなかった。
◆もしかしたら 1000さい かもしれないし 10000さい なのかもしれない。
◆あたまのなかは こどものときの ままなのにね!
◆おかしいかい?
◆おかしいよね。
◆わらうのか。 ゴホン ゴホン。
◆ぼくを わらうのか!

◆もし ドラゴンが めざめたら
 すべてが はかいされつくして あらゆる いきものが
 すべて きえてしまうかもしれない。
◆それでも あはは あは
 あははははは あははははは
◆ゴホゴホ ゴホ。
◆ぼくは いきているんだ。
◆ひろいひろい せかいに ぼくと ドラゴンだけが いきている!
◆そんなことも かくごのうえさ。 あはは あはははははは!
◆ゴホンゴホン ゼイ ゼイ。
◆ぼくは えいえんのいのちとして
 せかいが おわるまでを みとどけて やる。
◆ぼくを すきにならないやつらが みんな きえたあとの せかいが おわるまで。

◆ぼくの あそびに こんなに さいごまで つきあってくれて ありがとう。
◆あんがい ぼくって いいやつだろう?
 あは あは。

♪243 絶対安全カプセル♪

◆ぼくは しなない。
◆ぼくは しなないし だれにも まけることはないけれど
 ぼくの マシンの エネルギーが いったん きれてしまったようだ。
◆あはっ。
◆リュカ。
◆きみたちが かったわけじゃないよ。
◆いったん ぼくは この「ぜったいあんぜんカプセル」に ひなんする。
◆このなかに はいったら あらゆる こうげきはきかない。
◆「ぜったい」ってことは 「ぜったい」に ありませんねーっと おもっていたかもしれ
ないけど
 ここに あるんだ。
◆さぁ これが アンドーナッツはかせと どせいさんを だましてつくらせた
 「ぜったいあんぜんカプセル」だ! だ!だ!だ!
 なのだ! ゴホンゴホン。

ポーキーは 「ぜったいあんぜんカプセル」に とじこもった。
「ぜったいあんぜんカプセル」からは なにもしてこない。
「ぜったいあんぜんカプセル」のなかの ポーキーは あっかんべーをしている。
「ぜったいあんぜんカプセル」に ポーキーが とじこもったことによって
ひつぜんてきに せんとうは おわった。





アンドーナッツはかせ
◆ああ あーーあ。
◆いくらポーキーくんが わるいやつでも こりゃあ きのどくなことになった。
◆たしかに わたしと どせいさんが ちからをあわせて かいはつした
 「ぜったいあんぜんカプセル」は・・・
◆あらゆる きけんから
 みをまもることができる。
◆ぜったい あんぜんな カプセル なのだが
◆いちどはいったら もう はいることも
 でることも できない・・・
 のだ。
◆「ぜったいあんぜんカプセル」は その そとにいるものにとっても
 ぜったいに あんぜんなのだよ。
◆いちおう ポーキーくんには まだ つかっちゃいかんと
 ちいさいこえでは いっておいたのだが・・・。
◆もう このカプセルのなかで ぜったいあんぜんに
 えいえんの いのちを いきつづけるしかないな。
◆あるいみ それは かれの のぞみだったのかも
 ・・・しれない。
◆どうだろう。
 わたしの いってることは まちがっているかな?
 ↓
はい
◆まちがってる とな?
 そんなこと きみにいわれても いまさら なー。
いいえ
◆まちがってない と。
 そうかなぁ。
 まちがってるような きもするなー。

◇「ぜったいあんぜんカプセル」のなかの ポーキーは あっかんべーをしている。

アンドーナッツはかせ
◆ちょっと ころがしてみる?
 いやいや ぜったいあんぜん だからさ。
◆コロコロ・・・。
◆あ そーれ コロコロ~っ。

あずかりやのおじさん
◆よう リュカ。
◆こちらはー ぜんいのー あずかりじょでー ございーます。
◆あたしも こんなところまで きちまって・・・。
◆さて ごようじは なんでしょうか?
(あずかりや)
◆あたしらは さいごまで あんたたちの みかただよ。

カエル
◆わたくしが さいごのカエルとなります。
◆いままで ながいようで みじかいあいだ おひきたてくださいまして
 ありがとうございました。
◆カエルいちどうに なりかわりまして おんれい もうしあげます。
◆ぴょん。 ホロリ。



(今更ですが、この先重大なネタバレのため 覚悟のある人のみ)



















(仮面の男がカミナリを放つ!)

◇リュカの もっている フランクリンバッヂが
 かめんのおとこの カミナリを そのままはねかえした!
(戦闘)

♪244 仮面の男とのたたかい♪


かめんのおとこは イカヅチによる ダメージをうけた!
リュカは なぜか こうげきができなかった。
かめんのおとこの こうげき!
かめんのおとこは きょうれつなイカヅチを はなった!
かめんのおとこは シールドキラーを つかった!
かめんのおとこは PKキアイΩをこころみた!



♪245 メモリー・オブ・マザー♪
リュカ



どこからか なまえをよぶ こえがきこえた。


クラウス



それは ヒナワのこえだった。
かめんのおとこには とどかなかった。


クラウス やめなさい
あなたは 
ポーキーの ロボットじゃない 
わたしたちの こども!



かめんのおとこは あたりを みまわした。

かめんのおとこは PKキアイΩをこころみた!
◆あぶない! リュカ!
フリントは リュカのまえにとびだした!
かめんのおとこのこうげきは フリントに おおきなダメージをあたえた。
◆クラウス きづいてくれ。
◆クラウス ずっと おまえを さがしてたんだ。

かめんのおとこは PKキアイΩをこころみた!
フリントは おおきなダメージをうけた。
フリントは たちあがれなかった。

リュカの こうげき!


リュカ
あなたから さきに
たたかいを やめて


ヒナワのこえが かなしそうにひびいた。

かめんのおとこは PKキアイαをこころみた!


クラウス
あなたと リュカは
きょうだいなのよ



かめんのおとこは PKキアイβをこころみた!


きこえる?
あなたは クラウス
クラウスという なまえの
わたしたちの こどもなの



かめんのおとこは PKキアイγをこころみた!


おねがい
どうか おもいだして!
リュカも
クラウスも



♪167 この子たちに名前を♪
いちどに ふたりも
こどもを さずかるなんてね。

ひとりじゃできないことも
ふたりなら できそうね。


いっぱい 
けんかもするだろうな。

たすけあったりも しそう。




クラウスと

リュカ・・・。

おおきくなるまでに
なんども まちがえそうね。


クラウスと

リュカ・・・か。

どんなふうに
そだってほしい?


きみに にた
おもいやりのある こに・・・。


あら。
わたしは

あなたに にた 
おもいやりのある こどもに。


そういうことだぞ。


クラウス。

リュカ。


たのんだよ。




♪246 おわった♪
リュカの こうげき!
リュカは せつなくなった。
かめんのおとこの こうげき!
かめんのおとこは リュカをみつめた。
リュカは ガードしている。
リュカは どうしていいか わからなくなっている。
かめんのおとこの こうげき!
かめんのおとこは みみをふさいだ。
リュカは PKをこころみた!
リュカのこころが いたみにうずいた。
かめんのおとこの こうげき!
かめんのおとこは めをつぶった。
リュカの こうげき!
リュカは せつなくなった。
かめんのおとこの こうげき!
かめんのおとこは リュカをみつめた。
リュカは ガードしている。
リュカは なきたくなった。
かめんのおとこの こうげき!
かめんのおとこは リュカをみつめている。



クラウス・・・・
クラウス・・・・もう
おかあさんのところに
おいで

つかれたでしょう
おいで クラウス




かめんのおとこは なにかをさがすように あたりをみわたした。



かめんのおとこは すがおをみせた。






リュカに そっくりなかおが
そこに あった。
クラウスだった。


クラウスは きょうれつなイカヅチを はなった!
リュカの もっている フランクリンバッヂが
イカヅチを はねかえした!



クラウスは ちめいてきなダメージをうけた!




クラウスは 
リュカに ちかづいた。


クラウスは 
リュカを だきしめた。


リュカは 
クラウスのにおいを おもいだしていた。





クラウス
◆こんなことになって ごめんな。
◆ぼくの さいごのときに いっしょにいてくれて
 ほんとうに うれしいよ。

◆ありがとう。
◆おとうさん。
◆ごめんなさい。
◆ちゃんと いうこときかなくて。

◆もう ぼくは おかあさんのところに
 いくよ。
◆リュカ。
◆また さ 
 あえると いいな。

◆さよなら。


 ありがとう。


 ごめんな。


 また あえるよな。



◇クラウスは ながいねむりに ついた。


フリント
◆リュカ・・・ありがとうよ。
 クラウスは ちょっと あわてものだっただけだ。
◆あわてものの にいさんを ゆるしてやってくれるよな。
◆・・・。

◆さぁ おまえが
 ドラゴンの さいごのハリを ぬくときが きた。
◆よういは いいな?
はい
◆ヒナワも クラウスも おまえに うんめいを あずけた。
いいえ
◆ここまで こんなにとおくまで やってこられた おまえだ。
◆だいじょうぶだよ。

◆じぶんを しんじて さいごの あのハリをぬくんだ。
◆もう ふういんしておくべきものなど
 なにもなくなった。
◆ちていに ふうじていた やみのドラゴンも
 あたらしいなかまに しよう。
◆ドラゴンに おまえのこころを つたえてやってくれ!
◆この せかいの あらゆる いのちを
 まもってくれと
◆こころから ねがうんだ。
◆おれも みんなも おまえを・・・
 おまえのこころを 
◆しんじきっているぞ。
◆おまえは いま じぶんを
 しんじてくれ。
◆さぁ ドラゴンが めざめたくて まちかねているぞ。


◇あなたのいのち あなたを しんじる みんなのいのち。
◇すべてを かけて ハリを ぬきますか?
→はい      →いいえ

♪183 ハリを抜くということ♪





(ハリが抜かれ、世界は・・・)
♪247 走馬灯のように♪









END?







◆いててっ!

◆よくみてあるいてくれよ! まえが よくみえないのか?

◆だいじょうぶだよ。
◆これは ゆめじゃない。

◆きせきだ きせきだよ。
◆どうやら みんなが ぶじらしい。

◆なにもかも はかいされたと おもったが
 だれもかれもが みんな いきてる!
◆きせきとしか いいようがない。

◆ドラゴンのふっかつが すべての いのちに
 ちからをあたえたのか・・・。

◆あんときは こわかったけどねー。
◆でも のどもとすぎれば あつさを わすれるって こと?
◆とにかく みんな ピンピンしてるもの。

◆こーわかったよねー しょうみなはなし。

◆あんた もしかしたら ○○○さん?
◆ぶじだったか! よかったよかった。
◆おーい みんな! ○○○さんが
 げんきで ここにいるぞーっ!

◆○○○!
◆リュカが あんたに あいたがっていた。

◆○○○さん いままで ほんとうに ありがとうよ。
◆リュカたちを たすけてくれて。
◆あんたが いなけりゃ このせかいは むちゃくちゃに
 されていたかもしれない。

◆しょうじきいって リュカが さいごのハリを ぬくしゅんかん
 オレは こわくて しかたがなかった。
◆しんじては いたんだ。
◆しんじては いたんだが からだぜんぶが バラバラになって
 ふきとんでしまうかのような きょうふを かんじていた。
◆だが このとおりだよ!
◆みんなが みんな みんなみんな・・・ こんなに げんきじゃないか!
◆オレたちは とてつもない おおきな なにかを とりもどしたんだ!

◆なんだか オレは なみだがでて とまらないんだよ。
◆なんだ このきもちは。
◆なんだろうな このきもちは。
◆クマトラが ないてるのなんて はじめてみたよ。
◆かーわいいなぁ こうしてみると。

◆おっとっとっとっと。
◆ふんでる ふんでる! オレを ふんでる!
◆オケラだって いのちだぞ!

◆つんつん。
◆ふふふ せなかを つっついたのは だれでしょうか?
◆ワシは ウエスです。
◆つっついたのは ワシでは ありません。

◆わしは アレックですが ○○○さんの せなかを
 つっついていません。
◆しらばっくれていますが つっついたのは ウエスです。
◆ふたりとも げんきです。
◆げんきだよな? わしら。

◆さんそ?

◆どこかで おあいしましたっけ?
◆わたし? わたしのなは ヒモヘビ・・・
 いまは ヘビヒモとして しずかに いきていこうと
 かんがえているところです。
◆もし あわれと おおもいになるなら わたしに こえを かけてください。
◆ありがとう と。
◆おまえの アゴのおかげで たすかったよ と。
◆ふつうの ヘビには できることじゃ ないはず。
◆ふつうの ヒモにも できることじゃぁ なかった。
◆ヘビだけに ながながとした おはなしになりましたが
 これをごえんに これからも どうぞ よろしくおねがいいたします。
◆○○○さん でしたね?
◆そのおなまえ たしかに むねに きざんでおきます。
◆よいおとしを!
◆よいおとしを!

(サルの鳴き声)

◆ぴょん。 セーブのしごとも おえて
 おたまじゃくしの せわでもして これからは くらしていきます。
◆いままで おせわになりました。 いや おせわしました。

・ころんだのですのだ。
・ころんだら
じめんに はなが
ぶつかるです。

◆ワン!
 (ボクも げんきです!)

◇ゴロゴロしたものに さわった。
◇ゴロゴロしたものは うれしそうに
 ゆれている。
◇なかに なにかいるようだが よくわからない。

◇なにか ちいさくて まるいものが あしにあたった・・・
 ドアノブだ。
◇ドアノブを てにいれた!

◆おお! ○○○さん!
◆ありがとう。 なんだか とにかく
 とんでもなく ありがとうってきもちだ。

◆いままで ありがとう。

◆ずっと いっしょに いられると いいんだけど。
◆あんたとは あったとたんに おわかれに なってしまったね。

◆このせかいの ひとたちは みんな
 あなたの おかげで たすかったの。
◆ありがと。 ○○○さん。

◆うふふ。 おもしろかったよ。
◆○○○!

◆また あいましょう。
◆わたしたちは なんどでも あえるのよ。

◆○○○さん!

◆バーイ!

◆そっちの せかいは どんなふうだい?
◆こっちは なんとか やっていけそうだけど・・・。
◆そっちは だいじょぶかい?

◆そっちの せかいのこと。
◆○○○さん よろしくね!

◆ありがとう。

◆さようなら。

◆さよなら。

◆さよならーっ。

◆ほんとに ありがとう!

◆また きてくれよ!

◆ありがとね。

◆○○○さーん! また あえるよね。

◆わすれないでね。

◆さようなら。

◆ありがとう。
◆いっぱい たのしいことも あったよね。

◆・・・。





◆ありがとう・・・。